急性中耳炎

耳鼻咽喉科で診る主な病気や症状

急性中耳炎

症状

耳の痛みと発熱が多く見られます。特に小さな子どもでは、症状をうまく訴えられず、耳に手をやったり、ぐずったりします。大人では痛みや発熱のほか、耳がつまった感じや難聴も自覚します。
炎症が進むと、鼓膜の裏側にある空間(中耳)に膿がたまってきます。するとその圧力で鼓膜から膿が「耳だれ」として外に出てきます。

急性中耳炎 急性中耳炎

原因

ほとんどの場合、かぜをひいた際に、のどや鼻にいる細菌やウイルスが「耳管」という管を通って移動し、中耳で感染して起こります。

当院での治療

  1. 抗菌剤を内服して炎症をしずめます。
  2. 鼓膜表面の炎症が強い時は、点耳液という液体の薬を耳の中に入れます。
  3. 薬の治療だけでは治らない場合や、高熱、鼓膜が腫れている場合には、鼓膜に小さな穴を開ける 鼓膜切開を行い、膿を排出させることもあります。

痛みが消えても完治したわけではありません。痛みが治まっても聴力が低下している場合が多いので、しっかりと治るまで通院を続けましょう。

主な病気の目次へ戻る