扁桃腺肥大

耳鼻咽喉科で診る主な病気や症状

扁桃腺肥大

症状

軽度の扁桃腺肥大であれば、特に症状はありませんが、左右の扁桃腺が真ん中でくっついてしまうほど大きいと、「いびきが大きい」「寝ている時に息が止まる(睡眠時無呼吸)」「よだれが多い」「食べるのが遅い」「飲み込みづらそう」などの症状が出ます。

経過

扁桃腺肥大

生後すぐは、扁桃腺は小さいのですが、年齢とともに大きくなることが多く、5、6歳で大きさのピークをむかえます。
そして、身体の成長とともに、扁桃腺は小さくなることが多いのですが、扁桃腺炎を繰り返しているお子さんは、扁桃腺が肥大したままで、大人になっても小さくならないこともあります。

当院の考え方

検診や小児科、内科で扁桃肥大と言われても、先に述べた症状がなければ、様子をみればよいでしょう。
しかし、上記の症状がいくつかあったり、症状が強ければ、手術で扁桃腺を取ることをおすすめします。多くの場合が手術によって症状が改善します。
なお手術は入院が必要となりますので、市民病院などにご紹介をします。

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